世界環境デーとラジュアリーコスメ【イラ】のこだわりの原材料と環境
世界環境デーと英国産ラグジュアリーコスメ【イラ】のこだわりの原材料と環境。
みなさまこんにちは。
昨日、6/5は国連により国際的な記念日として制定された《World Environment Day(世界環境デー)》でした。
人々の環境保全に対する関心と意識を高め、環境を守る行動を促すために作られた記念日。この日を含む6月は環境月間として、日本でも全国各地で環境問題に関するセミナーや展示会が多く開かれていますので、ご興味がある方は各自治体や環境省のお知らせをご覧ください。
私たちが抱える環境問題の課題は山ほどあります。大気汚染に温暖化、野生生物の違法取引、食料廃棄、乾燥地帯、プラスチック汚染、土壌汚染、、、まだまだたくさんあります。
イラにとっても大変重要な環境問題。
これは名前にも表れていますが、【ila/イラ】とは、サンスクリット語で、大地(地球)のこと。この言葉には、″真の健康や美しさ、豊かな生活の源は、自然の力に支えられている″というイラの信念が反映されています。
「完全に化学物質を排除した土地で育まれた、100%自然由来の原材料を使う」ことは、私たちが最も大切にしていることの一つです。一度、土壌汚染された土地がクリーンに戻るには、長い年月と努力が必要とされます。土壌汚染によって失われる太古からの美しい自然と植物、そこに住む生物。そして調和すら失われていきます。
逆に、自然の恵みをそのままに、大切にされてきた土地になる植物やエネルギーの力強さは絶大で、人工のものとは比べることができないほど、可能性を秘めています。
また、イラでは、地域社会を支援すること、生産者の方に直接協力することでも、環境問題に取り組んでいます。
製品に使われているアプリコットオイルは、パキスタン北部のフンザ地域のアガ・カーン財団のサポートにより採取されています。他にも、モロッコの女性共同組合によって採取されるアルガンオイル、アマゾンの辺境の地に住むカヤポ族による指導、信頼、そして協力の元で生産されるババスオイル、南アンデスの持続可能な農業プロジェクトによってコールドプレスされるローズヒップシードオイル、ヒマラヤの麓でアンカー一家に自然のリズムのまま育てられたダマスクローズオイル。
イラの製品に使われる原材料は全て、環境を保持し、地域社会の風習に沿って採取された物です。
一つ一つが、こだわりと深い意味を持つのです。それは製品を使っていただいた時に、感じていただけると思います。肌本来の生命力に満ちた美しい肌を引き出し、心身の静謐さと活力、そして調和を毎日の生活にもたらします。
原材料にとどまらず、イラの本社も素晴らしい環境に囲まれています。
(イラのバーンからの景色)
ピュアなエネルギーを保ち、質のいい植物や土を育むコッツウォルズ。ここはロンドンから車で約一時間で来ることができる、イギリスの原風景をそのままに残した美しい田舎町。イラのバーンから見える緑の草原には野生の羊がのんびりと暮らし、季節ごとに可愛らしい花が咲きます。穏やかで平和な環境の中、手作りで生産されていく製品は、シンプルな技術で少量づつブレンドされています。エッセンシャルオイルの香りと東洋のチャンティングの優しい音楽が溶け合うバーンでは、世界中から集められた自然で希少な原材料のエネルギーが満ちています。
作る間は何も語らず、全てのポジティブなエネルギーがそのまま製品に届くように、穏やかな気持ちでいるのです。
素晴らしい環境で育まれた原材料を使い、こだわりの環境で作られた製品は世界中の五つ星ホテルやスパのトリートメントでも使用されていますが、実際にトリートメントを提供するセラピスト達にも、イラの哲学は受け継がれています。
受けてくださる方にトリートメントを通じて、それを体感していただけるように、セラピスト達は経験豊富なイラのトレーナーから哲学・使命・環境への取り組みなどを学びます。
去年日本に来ていただいたトレーナーは、ヒマラヤ出身の方でした。彼女はブータンなど、自然がそのまま残る場所にあるスパで働いた経験を持ち、発する言葉、声のトーン、話す内容、マッサージする時の動作、途中に食べるおやつにまで彼女の持つナチュラルさと神秘的な要素が現れていました。
スタッフそれぞれの役割によって、自然との関わりと環境への取り組み方は違いますが、私たちは、イラの哲学に基づき、自然環境を大切に守った製品をみなさまにお届けし続けられるように、それぞれが環境問題に取り組んでいきたいと思います。
昔ながらの伝統的な手法は手間がかかります。自然のリズムに合わせた農法は努力が必要です。その上現代の便利な生活環境の中で、今ある物や手軽さを手放すことは本当に難しいと思います。それでも、今急速に壊れていく地球を少しでも保つために、みんなができる小さな事から、一人一人が環境問題に取り組んでいけたら、私たちの未来は変わるのではないでしょうか。